ごーごーごいち

Jacobs Field

Jacobs Field



ジェイコブス全景


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○ ごいちのエピソード

 2005年9月頭のLabor Day Weekendに敢行した野球バカ中西部1人旅。最初に訪れたのがここClevelandのJacobs Field。本当は同じOhio州のCincinnatiに行きたかったんだけど、試合が無かったんだよね。

 Clevelandはかつて鉄鋼の街として隆盛を誇っていたらしいけど、大都市LAに慣れているおいらにとってはかなり元気がない感じだった。Downtownのど真ん中でもビルの1階の店が閉まってて、町中もあんまり人が歩いて居ないのでちと怖かった。地球の歩き方には活気が戻っているって書いてあったのに・・・。

 Jacobs FieldはそんなDowntownの中心部に位置するCleveland Indiansの本拠地。他に特にすることもなかったので、小雨が降る中開門ちょっと前に球場に到着。門の前には熱心なファンがちらほら並んでいた。おいらはチケットをピックアップした後にチームストアへ。

 ここのチームショップはかなり広くて充実してた。まだそれほどお客さんの居ない店内をウロウロしていると何人もの店員が名前を名乗って声をかけてきた。どうやら徹底した店員教育がされている模様。落ち着いて買い物がしづらいぞと思ったけど、サービス業的にはこれがあるべき姿なのかな。他の球場のチームショップではこんなことほとんどなかった。おいら体が小さいから子供用のLのTシャツを物色してると、店員のおばちゃんに「それは子供用だわよ。」と指摘されちゃったもの。

 ここで帽子、プログラム、球場の名前の入ったボール、Omar VizquelのTシャツを購入。チームストアの横にあるIndiansの殿堂みたいな奴をのぞいてから球場内へ。今日の席は正規ルートで購入したんだけどネット裏のかなり良い席。ちょっと前強かった頃はチケットの入手が大変だったみたいだけど、今シーズンはあんまり調子が良くないからそれほど人気が無いのかな。

ジェイコブスネット裏より
ほら、こんなに前の席。んでもってかなり空いてる感じ

 良い席過ぎて上に屋根が無く、雨に濡れてしまう。試合開始までに相当時間があったのでとりあえず球場内を徘徊して食べ物等を購入。しばらくすると雨も上がったので席に戻った。するとIndiansの選手達が3塁側のダッグアウト前でアップをし始め(MLBは日本みたいに一塁側がホームって決まってないのだ)、ファンがフェンス際に集まり出した。とりあえずおいらも便乗してそちらへ。

 近くでベテランショートのOmar Vizquelがアップしており、ファンが必死で声をかけていると、さっき買ったばっかのVizquelTシャツを着込んだおいらと一瞬眼が合った(ような気がした)。あ、こっち来る!と思ったらちょっと逸れた所でサインをし始めちゃったよこの人。ジリジリと寄って行ったんだけど、すぐにベンチに引っ込んじゃった。くっそー、あとちょっとだったのにいい。仕方ないのでもうちょっと粘って、サードのCasey Blakeからサインをもらった。ま、誰からももらえないよりはマシでしょ。

ビスケル
守備の名手として有名なOmar Vizquel。2005年シーズンからはSan Fransisco Giantsに移籍

 試合が始まると雨はほぼ止んだけどお客さんはかなり少な目。外野はガラガラって感じだった。今日の対戦相手はいつもAnaheimでよく見てるAngels。Indiansの先発はここまで3勝9敗のScott Elarton。一方Angelsの先発は8勝9敗のKelvim Escobar。試合はこの二人の成績通りに進む。Angelsは4回にBengie Molinaの3ランHR、5回にGarret Andersonの2ランHR、6回にTroy GlausのソロHRで着々と加点。Escobarが疲れてくると、Donnelly-F. Rodriguez-Percivalと必勝リレー。結局10-5でAngelsが勝利を収めた。

 試合内容以外の記憶としては、川が近くにあるからか試合中小さな虫が大量に飛び回っていて選手も気にしてたっていうのと、戦闘機が1機演習をしていたようで、ものすごい音を立てて急降下や急旋回を繰り返していた。んでもって当日はGeorge Bush大統領が選挙の演説でClevelandを訪れていたようで、試合終了直前に球場前を通過したと知らないおっさんが教えてくれた。あんまし興味は無かったけどね。
  
○ 良いところ

 Indiansといえば映画「メジャーリーグ」に出て来るんで有名だよね。あの頃は本当に映画の通り弱小チームだったんだけど、1994年に新球場であるJacobs Fieldに移って以来優勝争いの常連になった。ここ数年はちょっと低迷してるけどね。

 あの映画に出てくる外野スタンドで太鼓を叩いて応援する人々は未だに実在してる。おいらが行った時もガラガラのレフトスタンド最後列中央でドコドコやってた。観客もそれに合わせて拍手したりしてたな。

ジェイコブス太鼓応援団
分かりづらいけど、ガラガラの外野スタンドで応援する太鼓叩きの方々。ちょうど"BUDWEISER"の"DW"のすぐ下に居るのがそれ

 Downtownの中心部であるTower City駅から徒歩15分弱ととても交通の便が良い。まあClevelandの街自体がかなり小さいんだけどね。ちなみに球場のすぐ隣にはNBAのCavaliersの本拠地Gund Arenaがあり、NFLのBrownsの本拠地Browns Stadiumもそんなに遠くない。

 ちょうど観戦当日はBrownsも試合をしていたようで、町中ではBrownsのユニフォームを着たファンがウロウロしてました。どうやら野球よりフットボールの方が人気がありそう。

 エピソードにも書いたんだけど、ここのチームショップはかなり商品が充実しており、店員も親切。探してるモノが見つからなかったら遠慮なく質問してみましょう。ま、質問しなくてもウロウロしてると向こうから声をかけてくるはず。

 んでもって球場の外観や照明が鉄鋼の街らしくかなり鉄骨剥き出しって感じでちょっと面白い見た目なので、ブラブラ周りを散歩してみるのも良いかも。

ジェイコブス外より
こんな感じでゴツゴツした外観

○ 悪いところ

 特段悪いところに気付くほど滞在してないんだよな・・・。

○ チケット

 おいらが行ったAngels戦は西海岸のチームだったせいか、ネットの正規ルートで簡単に良い席が獲れた。外野はガラガラで、内野も空席が結構目立ってたな。新球場が出来てチームが強くなり始めた当初はチケット入手が困難で有名だったらしいんだけどね。まあ人気チームや同地区チームとの対戦だとチケットは獲りづらくなるだろうから前もって購入しておいた方が良いでしょう。

○ アクセス

 良いところでも書いたとおりDowntownの中心部にあり極めて便利。空港からもRTAの電車1本で球場の近くのTower City駅にアクセス出来る。駐車場の方はどうなってるのか良く分かんないな。

○ スタジアムグルメ

 ゴメン、当日球場ではポテトとアイスしか食ってないのだ。だから良くワカラン。

○ 観戦記録

2004
9/3 VS ANGELS

Last updated in Nov. 2006


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